今回は、どこの列に居るか分からないデータを検索する方法です。
そして次回は、この方法を応用して、二つのワークシートを比較し変更されたセルを見つける方法に挑戦する予定です。
まずサンプルのワークシート画像を下に添付します。これは名前を間違い易い花のデータをまとめて、画像判定に利用しているものです。
種類1~種類3の水色の部分の列が花の名前で、間違い易い3種類が登録されています。区別の列には各々の花の特徴が登録されていて、ここを見て違いを区別します。
オートフィルタでこの3列のどこに居るか分からない名前を探すには、C列、E列、G列と3回フィルタを掛けて探すのが普通ですが、この3つの列を連結させて一発で検索する方法が有ります。
B列がその関数で、5行目には =C5&E5&G5 という関数が入っています。この&記号が文字列の結合をします。この関数をB5のセルに入れて、ずっと下にコピーすれば出来上がりです。
またこの&記号で結合する代わりに、=CONCATENATE(C5,E5,G5)の様に、CONCATENATEという関数を使う手も有ります。
サンプルワークシート
次に、連結したB列を利用して検索します。ここでは、検索条件を・・・を含むにします。
サンプルでは、「ママコノシリヌグイ」という、漢字で書くと「継子の尻拭い」という凄い名前ですが、実物は可愛らしい花です。
検索条件の設定
上の条件で検索した結果はこの様になり、種類2の6行に「ママコノシリヌグイ」が見つかりました。
検索結果
では、次回はこの応用で、このワークシートをだれかに電子メールで送って直して貰ったが、どこが直されたか分からないのを発見する方法です。
この応用で実際仕事で使っていたのが、固定資産台帳のチェックです。先月と今月の固定資産台帳を突き合わせて、増えた資産や廃却された資産、また改造が上乗せされた資産を検出して、これらの処理が正しく行われたかチェック出来ます。
では、次回に続く