Atmotubeのファームウェア(制御プログラム)が変更され、以前は1秒単位のシリアル値になっていたのが1/1000秒単位のシリアル値になりました。
このため最近ダウンロードしたデータは日付、時刻を以前記載した式で変換すると日付・時刻の書式が設定されている場合は####・・・が表示されます。
この場合は下の式の86400を86400000と更にA2を1/1000する式に変更して下さい。
=A2/86400+25569+0.375
┗→86400000
1/1000秒単位になった物は、データをダウンロードした時のファイル名先頭にEが付加されている様です。(メーカーのHPに改訂履歴の様な物は無く、確かではありません。)
-----------------------------------
超小型でスマホと連動してVOC(揮発性有機化合物)を測定できるAtmotubeというのが発売されています。
写真右側がAtmotube
米国製です
測定したデータをExcelで読み込んでグラフを描いたりできますが、PCで読み込んだ場合は日付関数の扱いが異なるので変換が必要です。
ここではスマホからPC(Windows)に送って変換する方法を紹介したいと思います。
なお、Excel日付関数のシリアル値には2種類(1900年基準と1904年基準)が有るので注意して下さい。ここでは1900年基準で説明します。Windows版ではツール→オプション→計算方法のタブにあるブックオプションの「1904年から計算する」のチェックを外した状態で確認できます。詳細は以下のMicrosoftのヘルプを参照して下さい。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/214330/differences-between-the-1900-and-the-1904-date-system-in-excel
Atmotubeからダウンロードしたデータで日付・時刻は変換しないとそのままでは使えないので、以下に変換の関数を入力する方法を記載します。Excel2003の画面で紹介します。
①ダウンロードしたままのデータをExcelで読んだところ
②変換後の答えを入れるI列の書式を表示したい様に設定します
I列を選択し、書式→セルとメニューをたどる
③このままだと標準(シリアル値が表示される)ですので、これを自分の見たい書式に設定します。
ここでは左から日付を選び、右から2001/3/14 13:30の様に日付と時刻が両方表示されるのを
選びます。(この書式は後からでも変更できます)
④"I2"セルに変換する為の関数を半角で入力します
入力内容
=A2/86400+25569+0.375
入力が終わってEnterキーを押すと、変換後の日付と時刻が先ほどの書式設定に従って表示されます。
⑤次にI2セルの式を下の方へコピーします。
先ほど関数をいれたI2セルを選択してカーソルをセルの右下に持ってくるとカーソルが+に変わりますので、選択したまま(マウス左クリックのまま離さずに)下に引っ張って変換の必要な所までいって離せばコピー完了です。
⑥"I17"セルまでコピーした状態ですが、途中からでもコピーしたいセルを選択して同様に引っ張ればそこからコピーできます。
⑦変換式の解説